捻挫や骨折・傷は遅く治ることがあっても早く治ることはない

今では少なくなりましたが、昔は捻挫や骨折の治療で
接骨院(整骨院)にたくさんの患者さんが通っていました。
最近は整形外科が増えたので、
整骨院に通う必然性がなくなったわけです。

この程度の捻挫なら何日くらい、どこのどんな骨折なら何週間くらい
という大まかな基準があります。
ただし、糖尿病や骨粗鬆症なんかの基礎疾患があるとか、
最初の処置が悪いとかで遅く治ることはあります。
まあ、治っても痛みがのこることもあります。

骨折ならとりあえず接(つ)いで固定しておいたらくっつきます。
捻挫ならアイシングに固定です。
整形外科医の視点なら、その過程で痛みがあろうが、
正常にくっつけば良いと通常は考えます。

さて、柔道整復師や鍼灸師が骨折や捻挫の直後に
治療して痛みを軽減させたり、腫れをひかせたりすることがあります。
これが結構効くんですね。

刺絡なんてアイシングより効果あります。
痛みも改善します。
しかし、医学的には早く治っているわけではないのです。
素人が考えても「治療直後の症状の改善=骨折・捻挫の改善」
とは考えないですよね。

しかし、あまり深く考えていない施術者で、
「整形外科よりオレの方が早くなおしたぜ」なんて考える人が結構います。
それは幻想なんですけど、なぜかその現象に気づかないままの
治療家が結構いて、嘆かわしいことです。

ただし適切な治療をしてけがが治っても、痛みが残ることはあります。
それは筋筋膜性疼痛症候群であったり、関節機能異常であったりします。
中医的には気滞血お痛・経絡経筋の阻滞などに相当することがあります。
それに関しては普通の整形外科医は対処しません。
せいぜいシップの処方か注射をするくらいでしょう。
そのあたりに関しては鍼灸や手技療法の方が得意なので、
対象となる患者さんがわれわれのところに来てくれるので、
経営が成り立っている部分があります。

しかしそれはあくまでも「遅く治る」のを「正常な期間で治る」ようにしている
だけです。医者の発想を知らないお粗末な治療家が、なんか考え違いして
「オレは医者より上手く治す」なんて、
とんちんかんなことを考える治療家が多いのは困ったものです。

普通の医者と同等の勉強・研鑽を積んでいる治療家なんて
ほとんどいないのに。
医者に軽く見られていることに気づいていないんですね。

    (2015年03月01日:
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