夏ばてと異常な肩こり・背部痛

ここのところ、めまいや頭痛、
異常な肩こり・背部痛・腰痛・
こむらがえりの患者さんが増えました。

特に鉄欠乏性貧血の人や、
貧血でなくても赤血球数が正常範囲の下限に近い人、
血圧の低めの人なんかの人に多いです。
あと夏ばての人なんかもですね。
これは初秋特有の血虚の症状です。

中国医学でいう血虚は西洋医学的な貧血という意味だけでなく、
「血が細胞を栄養する力が足りない状態」
とでもイメージすればいいかと思います。
赤血球数は足りていてもなることがあります。

夏の暑い盛りは新陳代謝が増えます。
つまり血がたくさん消費されます。
血がたくさん消費されますけれども、
気温も高いので産生能力も高いんですね。

ところが八月末から九月くらいに入りますと
(あくまでも大阪の季節)、
朝晩がかなり涼しくなってきます。

夜は体の元気をため込む力が強まって、
血がたくさん作られる時間帯なんですが、
夏ばてや貧血気味・血圧の低めの人は、
この力も低下してくるのが今の季節なんですね。

冬なら昼間は寒いので新陳代謝も少ないんですが、
今頃は昼間は暑くて新陳代謝が高い。
ようするに血の消費が不足気味になりやすいんですね。

血が不足気味になるので頭への栄養力がさがるとめまいや頭痛、
筋肉への血の栄養力が低下すると
凝り感や引きつりとなって出てきます。
こういう血虚由来の肩こりや腰痛は、
マッサージしてもなかなか改善されません。
血をふやして筋肉や頭蓋内を潤わせる力を増してやらないと
症状がとれないんですね。

もともと元気な人は、
夏の間に活性化した身体を鎮める元気が足りなくなって、
熱っぽくなる・・・
という血虚のバリエーションもあります。

    (2013年09月09日:
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