婦人科の治療方針も「治療の前提」に書いたことが基本です。月経がある年代の方は、それに基礎体温の変化に応じた治療を行うということが加わります。
基礎体温は月経がある女性の健康のバロメーターのひとつです。正常な方の基礎体温は低温期と高温期がはっきり分かれ、長さも規則正しく、きれいな二相性になっています。きちんと低温期・高温期がきちんとあるか、その長さは?温度は?・・・といったことを考慮に入れて治療していきます。
女性の生理は医学的には月経とよばれています。卵巣内で卵子が発育するにつれ、卵胞内で卵胞ホルモン(エストロゲン)が産生されると子宮内膜が厚くなってきます。子宮に卵子を受けとめる準備が調いますと排卵が起きます。排卵後、黄体で産生される卵胞ホルモンと黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用により子宮内膜は受精卵を着床しやすい状態になります。
子宮筋腫は成人女性の1/4が持っているとされている病気です。
西洋医学的には、筋腫もしくは子宮そのものを取り去ってしまう手術を行うか、
薬で進行を遅らせたり退縮を目的とする薬物療法があります。
手術に関しては、最近ではレーザーを使った手術法なども開発され、
特に妊娠をご希望される方には妊娠への影響の少なくなりつつあります。
不妊治療で産婦人科に通われていて、ドクターから「子宮内膜が薄い」と言われ、
当院にみえられる方がいらっしゃいます。
西洋医学では薬で厚くしようということになりますが、
患者さんを診ていますと、なかなかうまくいかないことも多いようです。