眼圧が高い

一般的にいう眼圧は、医学的には眼内圧のことをいい、眼圧は眼球壁のことを指します。
眼内圧は眼球内を満たしている眼内液の圧力をさします。大気圧よりも若干高く、
その差を眼圧の値として表しています。

ここでは眼圧を、眼球内圧として定義しておきます。

さて、眼内液はリンパ液の一種なのですが、何らかの原因で眼内液の流れが悪くなり、
流入量より排出量の方が少なくなると、眼内圧が高くなります。
これが眼圧亢進の基本的な病理です。

眼圧が高くなる中医学的考え方

眼圧が高くなる原因はさまざまですが、鍼灸・推拿治療で下がる例もたくさんあります。

治療として効果的なのは、中国医学的には肝気上逆・肝火上炎・気滞系のものです。

肝気上逆はのぼせ、肝火上炎はのぼせがきつくなって、身体に熱がこもるようになったものです。
熱がこもるといっても全身に熱がこもるとはかぎらず、顔がほてったり、あるいは目が充血するなど、
一部分だけたったりして、患者さんご自身があまり気づかないことも多々あります。

気滞は気の滞りですが、これには実証系と虚証系があります。
実証は上記の肝気上逆系のもので、交感神経亢進によって筋肉が過緊張になったり、
関節の動きが固くなって動きにくくなり、血液をはじめとする体液の流れが悪くなるものです。
目の充血・視神経炎・鋭い痛みなんかの場合はこちらのことが多いです。

虚証系は逆に筋肉や関節の力が低下して、体液の流れが悪くなったものです。

このようなものが、原因の眼圧亢進なら、改善されることがよくあります。

眼圧を下げる治療方法

肝気上逆や肝火上炎の治療は、のぼせや熱を除く、頭部も含めた上半身の筋肉の凝りを除く、
頭蓋骨の関節可動性を改善するなどが中心となります。

気滞の虚証系は、元気を補って、体液のめぐりをよくしてやるのが中心となります。

治療が適応かどうかは、集中的に5回~10回くらい治療してみて、どれだけ眼圧が下がるかです。

もし10回くらい治療しても、なんの効果もなければ、他の原因による可能性が高いです。
たとえば腫瘍や組織が不可逆的に変性しているのが原因で眼圧が高くなっているものの
可能性が高いです。

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