テニス肘(テニスエルボー 外側上顆炎)の鍼灸治療

前腕の外側に付いている筋肉で、上腕骨の外側上顆(ちょうど肘関節の外上方あたりの上腕部にある)に、
ついているものがあります。
この筋肉がテニス・ゴルフ・卓球・バトミントンなどで酷使されて炎症がおきると、

外側上顆近辺が痛くなることがあります。

テニスのバックハンドを打つときに痛めることが多いのでテニス肘(テニスエルボー)とよばれています。

手の使いすぎでも起きることがあるので、主婦にも多くみられます。

タオルを絞ったり、ビンの蓋をあけたりするとよく痛みます。

専門的には短撓側手根伸筋の微細断裂や関節包や骨膜の炎症もあったりします。


治療の基本は安静です。

整形外科的な治療は消炎剤の湿布を貼ったり、炎症を抑える注射をしたりします。

テニスエルボー・バンドといって、肘から少し手首よりに、特殊なバンドをすることもよくあります。
テニスエルボー・バンドは大きめのドラッグストアや、スポーツ用品店に置いているのでご存じの方も多いでしょう。
温熱治療や電気治療をすることもありますが、これはほとんど効果がないです。

レントゲンで肘関節に変形や石灰化が認められなければ治りやすいですが、あれば長期化しやすいです。

テニス肘(外側上顆炎)の鍼灸治療

鍼灸では、親指か人差し指に刺絡療法(特殊な鍼で血を数滴出す治療法)したり、
患部に鍼を得たりして炎症を抑えるのを主の治療とします。

また、皮内鍼という非常に小さな鍼を数日貼布しておく治療も必要に応じて行います。
鍼先は1~2ミリ程度皮膚に刺さっているのですが、ほとんど痛くありません(痛い場合には貼り替えます)。

当院では頚椎や胸椎、上肢の関節に手技療法も加えます。
これはテニス肘の患者さんで関節の動きが悪くなって、症状を誘発していることが多いからです。

鍼灸に手技療法を加えることによって、どちらか単独で治療するよりもはるかに効果的な治療ができます。

他にはテーピングもすることがあります。テニスエルボーバンドは安い割にはよく効くので、
必ず買うようにお話させていただいています。

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